【膝痛の9割の原因】軟骨のすり減りは関係ない!膝の痛みや可動域制限はこの組織が原因!【ES labo(エスラボ)】
膝の痛みがある方は非常に多く…
普段から膝の痛みで悩む方を数多く診ます。
その中で、膝の軟骨がすり減っているから痛みが出ていると思われている方がほとんどではないでしょうか?
実際に、膝関節の軟骨には痛みを感じ取る神経はないため、軟骨がすり減っていることで痛みが出ることは基本的にないです。
(軟骨が完全にすり減ってしまった場合、軟骨の下側には骨になるため膝の痛みに繋がることがあります)
膝の痛みの原因組織
数多くの膝の痛みがある方を診てきた中で…
最も痛みを出す問題になっている部位としては「脂肪組織」になります。
膝関節の前側には「膝蓋下脂肪体」という粘土の様な脂肪があります。
この脂肪は太っているとか痩せているとか関係なく全員にある組織です。
この脂肪の動きが悪くなることで、膝の可動域制限や膝の痛みに繋がることが分かっています。
こちらの動画でも解説をしていますが、膝蓋下脂肪体の固さを改善していくだけでも膝の状態が良くなっている方もかなり多いです。
膝の周りには、靭帯や筋肉など数多くの組織がありますが、最も膝の痛みを感じる組織が「脂肪組織」ということが分かっています。
そのため、膝の軟骨のすり減りで痛いわけではなく、あなたの膝の痛みや可動域制限も他の原因があるはずです。
膝の軟骨がすり減らないために
膝の痛みが軟骨以上に「脂肪組織」が原因になっていることをお伝えしましたが…
かといって膝の軟骨のすり減りを放置しておけば良いわけではなく、予防したり進行を遅らせることが大切になってきます。
膝の軟骨がすり減る理由も、膝関節に何らかのストレスが掛かり続けているから、その繰り返しのストレスによって軟骨がすり減ることに直結しています。
そのため、膝にストレスが掛からない様な動き方や体の使い方を学習することが大切。
当店では、ピラティスを使って体の正しい使い方が獲得出来る様に行っています。
膝関節への施術も行っていますが、膝にストレスが掛からない様なエクササイズを行わなければ根本的な膝の痛みを改善することは難しいため、施術と合わせてアプローチを行っています。
まとめると…
膝の痛みは、膝の軟骨がすり減ったことが原因ではなく、膝の脂肪組織(膝蓋下脂肪体)による痛みが原因になっていることが多いです。